こんにちは!クラフトパスタソース専門店「パスタソースキッチン」スーシェフのヨスエです。
コンクールで受賞したパスタ「特産松阪牛の煮込まない煮込みパスタ」を始め、地元ならではの食材とイタリア食材を使い、手作り完全無添加でイタリア本場のパスタソースをお作りしています。
1000坪の庭で2匹のヤギとハーブから自家製で作ったパスタソースは、伊勢丹新宿をはじめとした全国の百貨店、JALファーストクラスグルメ等でも採用されています。
一般的に、パスタは炭水化物だからダイエットに向いてない食品、という印象を持たれている人も多いと思います。でも実際は健康的に痩せる、ダイエットにおすすめの料理だったんです!
今回は太るメカニズムと一緒に、パスタがどうしてダイエットに向いているのか、どう食べたらダイエットにベストなのかを紹介していきます!
糖質コントロールでダイエット!
パスタは炭水化物、つまり糖質だから太る、ダイエットするなら控えないといけない、そう思われている方も多いはず。でもパスタこそ、摂取する糖質のコントロールに向いている食材だったんです!
まずはその前に、なぜ糖質制限がダイエットになるのか、そのメカニズムを解説していきます!
糖質で太るのはなぜ?
そもそも、なぜ糖質が太る原因と言われているのでしょうか。
糖質はエネルギー源となる重要な栄養素です。体内でブドウ糖に変換されたものが、エネルギーとして消費されます。糖質をとり体内の血糖値が上昇すると、インスリンという成分がすい臓から作られ、体内の各細胞にエネルギーを送り込みます。
しかし余分に残ったり、エネルギーに消費されなかった糖質は、インスリンにより脂肪細胞に送られ、脂肪として蓄積されていきます。
このメカニズムが糖質による太り方です。
重要なのは「量」だけでなく「吸収速度」も。
ダイエットのためには、食事の量を抑えることも必要ですが、必要な栄養素を下回ってしまっては返って不健康でよくありません。糖質を抑えつつも健康的に痩せるためには、過剰な糖質摂取、特に急激な糖質の吸収からの血糖値の急上昇で起こる、「インシュリンの過剰分泌」を防ぐ必要があります。なんと過剰分泌になると、本来エネルギーとして送り込まれるはずだった余分ではない糖までも、脂肪細胞へと吸収されてしまいます。
糖質ダイエットで重要な「GI値」
そこで大事になるのが「GI値(グリセミック・インデックス)」です。
GI値は、食後の血糖値の上昇の度合いを表す数値として提唱されています。
100を最大値とするGI値は、高い食品ほど血糖値の上昇が速くなりインスリンが過剰分泌され、反対に低い食品ほど血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンの分泌は抑えられます。
つまり、単純に糖質の量を抑えるのではなく、GI値の低い食品を食べることにより、糖質が脂肪細胞になるのを防ぐ、つまり痩せることができるんです!
低糖質で健康に痩せよう
糖質の過剰摂取を抑えることは、肥満の予防にもつながる上に「糖尿病」の予防にもつながってきます。糖質の過剰摂取によるインスリンの過剰分泌が続くと、すい臓がうまく機能しなくなり、やがて「糖尿病」や合併した症状を発生します。
大事なのは過剰ではなく、適切な食事をすること。糖質コントロールを意識した食習慣に変えることで、ダイエットだけではなく健康的な生活を目指しましょう!
パスタがダイエットに向いている訳
単純に糖質を抑えるのではなく、過剰分泌にならないよう糖質をとることが、ダイエットや健康に重要なことがわかりましたね!ではパスタは、ダイエットにどう向いているのでしょうか。
パスタはGI値が低い
乾燥パスタのGI値は46と低いです。一般的に50以下が低GI食品と言われています。
他の主食となる炭水化物と比較すると、白米は75、うどんは62、食パンは58です。ちなみに70を超えると高G Iと分類されます。(※GI Search シドニー大学より)
GI値が低いということは急激な血糖値の上昇もなく、適切な糖質の吸収が行われ、脂肪になるのを防ぐことができます。
タンパク質も豊富で代謝UP
パスタにはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は筋肉の基にもなるので、筋力アップで基礎代謝を活性化させる効果があります。実は筋トレにもおすすめされているパスタ!代謝が上がれば脂肪の燃焼も上がり、より痩せやすい身体に!これで、リバウンドも防げます。
デュラムセモリナ粉の乾燥パスタにしよう!
乾燥パスタはデュラムセモリナ粉を使用しています。このデュラムセモリナ粉は粒子が粗くて固いため、吸収されるまでに時間がかかり、血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。
イタリア産の乾燥パスタは規格基準があるため、原料は必ずデュラムセモリナ粉です。パスタを選ぶときは、デュラムセモリナ粉の乾燥パスタを選びましょう!
太らないパスタの食べ方
パスタ自体は低GI食品ですが、だからと言ってバターやチーズ、生クリームなどカロリーが高い食材を使ったソースばかりでは、結局カロリー過多で太ってしまいます。
そこで、より効果的に美味しくダイエットができるパスタの食べ方を紹介していきます。
アルデンテでたくさん噛もう
パスタはアルデンテ(やや歯ごたえのある状態)で茹でましょう!
柔らかい茹で加減よりも、歯応えが残る方が消化吸収が遅くなるので血糖値の上昇を防ぐ上に、噛む回数が増えることで満腹中枢を刺激して満腹感を感じやすく、食べ過ぎを防ぐことができます。
野菜たくさんで満足感を
パスタに野菜をたくさん加えることで、食物繊維や栄養素を摂取しつつ、カロリーを抑えることができます。例えばイタリアンの定番であるトマトには、中性脂肪を下げる働きがあります。さらに具材がたくさんになることで1食の満足感がアップします!
きのこの食物繊維で相乗効果
野菜の中でもきのこは特におすすめです!きのこ類に含まれる食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があります。食物繊維は便秘の解消にも繋がり、余分な糖の排出を手助けしてくれる効果があります!
最後に
パスタは太るどころか、適切な食べ方や組み合わせによっては、むしろダイエットにピッタリな料理でした!無理な食事制限や不健康な急激な減量ではなく、毎日の食事を満喫しつつも健康的に痩せられる、そんなパスタライフを楽しみましょう!