こんにちは!パスタソースキッチンスーシェフのYoshieです!

 

皆さんは松阪牛について、どんなことを知っていますか?


たまに「まつさかぎゅう」と紹介すると「まつさかうし、が正式名称ですよ!!」と言われることもありますが、、、(松阪牛あるある。笑)
実際は「まつさかぎゅう」でもどちらも正解です。 (※松阪牛協議会より)

それより、本当によく見かける間違いは「松坂牛」や「まつざかぎゅう」。
「坂」じゃなくて「阪」、読み方も「さか」なんですよ〜!
そんな名前にまで地元民がこだわるほどの、三重県が誇るブランド肉「松阪牛」!

ということで今日は、松阪牛の美味しさの理由から、代表的な食べ方「すき焼き」「ステーキ」「焼肉」を最大限に楽しむオススメの部位までご紹介していきます!

 

 

松阪市にはいろんなところに牛の銅像があります


松阪牛ってどんな肉?

三重県が誇るブランド牛

松阪牛は、神戸ビーフ・近江牛(または米沢牛)に並ぶ、「日本三大和牛」です。
次の4つの条件を全て満たしているものと定義されています。
・黒毛和種、未経産(子牛を産んでいない)の雌牛であること  
・生後12ヶ月齢までに松阪生産区域に導入され、生産区域内での移動に限られていること
・三重県内の松阪市を中心とした旧22市町村で最長・最終肥育されていること
・松阪牛個体識別管理システム(生産から出荷まで管理するシステム)に登録されていること

 


松阪牛の特徴的な条件に「個体識別管理システム」があります。
どこで生まれて、どんな生産者さんにどうやって育てられたのか、餌の飼料から生産・出荷情報まで明確に管理されています。
美味しいだけでなく、安全・安心に松阪牛を楽しむことができるんですね!

 

ふるさと納税件数No.1を獲得した松阪牛のローストビーフ▶︎

 

 

松阪牛っておいしいの?

松阪牛は「肉の芸術品」

思わず見惚れてしまうほどの、きめ細かい霜降り。。。そこから松阪牛は「肉の芸術品」と称されています!
  

この霜降りの良さは、味はもちろん「香りの良さ」に大きく影響します。美味しさには香りの大きな役割は欠かせません!

松阪牛は「甘くコクがる上品な和牛香」を特徴としています。この和牛香はなんと熱を加えて初めて感じられるのです!これは研究もされていて、薄い食塩水に和牛肉を入れて80℃で2分間加熱すると、和牛香を最も強く感じられるという結果があります。松阪牛が焼肉やステーキだけでなく、「すき焼き」として人気なのも納得ですね!

 


上質な脂で、美味しいヘルシー!

和牛は輸入牛やその他の品種に比べ、「不飽和脂肪酸」の比率が多いと言われます。

脂肪には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があり、「不飽和脂肪酸」は融点(脂肪が溶け出す温度)がより低いため、口に含むと脂が溶けて口当たりが良くなります。しかも、松阪牛は一般的な和牛より、豊富に「不飽和脂肪酸」を含んでいます。だから松阪牛は、口で溶けるまろやかな食感になっているのですね!

 

 

さらに「不飽和脂肪酸」は悪玉コレステロールを低下させ、血液をサラサラにする効果があるとされています。抗酸化作用もあるため、適度な摂取をすることで、血中コレステロールの適正化、またはガンや生活習慣病の予防効果が期待されています。


松阪牛は美味しいだけでなく、上質な脂のおかげで実はヘルシーなお肉だったのです!

 


食べ方別!おすすめ部位を解説。

有名店も立ち並ぶ定番の食べ方「すき焼き」

地元松阪には老舗の有名なすき焼きのお店が立ち並んでいます。そんな上品な味わいを楽しめる「すき焼き」にオススメの部位はこちら!

「肩ロース」・・・ 肩にあるロース部位。リブロース、サーロインの続きにあり柔らかく、きめ細かいのが特徴。適度な脂肪があり風味も良いので薄くスライスするすき焼きにピッタリ!

「リブロース」・・・背中の真ん中あたりにあり、通常「ロース」と呼ばれる部位。赤身と脂身のバランスがよくきめ細かい。風味豊かでコクがあり、サシの多いものがすき焼きにはベスト!

 

 

霜降り肉といえば「ステーキ」

高級なお肉を楽しむ定番の食べ方といえば「ステーキ」ですよね!贅沢にお肉を頬張りたい人にオススメの部位はこちら!

「サーロイン」・・・英国王から「Sir(サー)」の称号を与えられたと言われる最高部位。豊かな香りと風味に、きめ細かく柔らかい肉質。上質な脂を持つ松阪牛でぜひ味わいたい!

 




「ランイチ」 ・・・赤身の部位でありながら、適度な脂肪があり柔らかいランプと色濃く味のあるイチボを合わせた総称。色々な調理に向きますが、焼きあげるのがベスト!    

 

気軽に楽しめる「焼肉」

色々な部位を気軽に楽しめる「焼肉」!せっかくなので、今回は少しマニアックな部位をオススメ!「カイノミ」・・・バラの極上部位。サシが入りながらもヒレのような赤身肉の美味しさも味わえる!

「シンシン」・・・赤身のモモの中でもきめが細かく、柔らかい。程よくサシも入り、風味を存分に味わえる希少部位。
           
「ホルモン」・・・代表的なのはダイチョウ(シマチョウ)。甘くて風味豊かな松阪牛の脂をダイレクトに楽しめる。普通のホルモンじゃ満足できなくなること間違いなし!

 

松阪牛を使ったパスタソース 

松阪牛だけのボロネーぜを見る▶︎


ワンランク上の「特産」松阪牛を楽しもう


皆さんは「特産松阪牛」って知っていますか?
実は松阪牛にはさらに美味しい松阪牛があるのです!

たったの4%!希少な「特産松阪牛」

松阪牛の中でも、兵庫県産の子牛を松阪牛生産区域で900日以上の長期飼育をした牛が「特産松阪牛」と呼ばれています。生産頭数は少なく、松阪牛全体の約4%しか育てられていません。

 



「特産松阪牛」は究極のエイジングビーフ


 長期飼育はコストもリスクも増えるため、熟練の農家さんがその匠の技術を駆使して1頭1頭大切に育てていきます。まさに牛を『生きたまま熟成』させる『究極のエイジングビーフ』!*このような肥育をされている牛は、世界的に見ても他に例を見ません。(*松阪牛協議会より)
 

新しい松阪牛の楽しみ方をご紹介!

パスタソースキッチンでは希少な特産松阪牛を楽しむために、「究極のエイジングビーフ」ならではの、凝縮された旨みを活かしたパスタソースを作りました。


その名も「特産松阪牛の煮込まない煮込みパスタ」。
全国の優れたふるさと食品を表彰する「優良ふるさと食品中央コンクール」では農林水産省大臣官房長賞を受賞しています。(2021年度)

特産松阪牛ほどのうま味があれば、たくさん煮込まなくてもソースが美味しくなります。煮込めば煮込むほど肉自体は出涸らしになってしまうため、煮込まないこのパスタソースは肉も美味しく、噛めば噛むほど特産松阪牛のうま味が溢れるソースになっています!

 

特産松阪牛を使ったパスタソース▼

特産松阪牛の煮込まない煮込みパスタを見る▶︎



●まとめ
松阪牛について詳しくなれたでしょうか。
誰もが知っている有名なブランド牛ですが、その美味しさには裏付けられた魅力がたくさん詰まっています!
松阪牛をさらに深く知ることで、美味しいだけではない、松阪牛の魅力をぜひ楽しんでください!

 

 

 

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