4月

毎日食べたくなる、にんにくとトマトのシンプルでクセになる
「トマトオイル」ソース。

そこに、熟成真鯛の旨みと香ばしいネギオイルが重なれば、
ひと皿にグッと華やかさが生まれます。

シンプルな美味しさがあるからこそ、トッピングの魅力が際立つ。
そんなバランスを大切に仕上げました。

今年は真鯛です。

PSKの「トマトオイルソース」は、毎年トッピングを変えて進化しています。3年目となる今年は、塩麹と昆布で旨みを引き出した真鯛をトッピングに選びました。

「同じベースソースなのに、まるで別のパスタのように感じる」
昨年、そういうお声をたくさんいただきました。
今年も、ただトッピングをのせかえただけではない、味わいの変化を楽しんでいただけるはずです。

一皿の中に、PSKらしいソースづくりの工夫と想いが込められています。

熟成真鯛

塩麹と昆布で一晩かけて旨みを引き出した真鯛を一つ一つバナーで炙り、香ばし感を。

しっとりと仕上がった真鯛のやさしい旨みが、トマトオイルの酸味と重なり、素材の良さを素直に引き立てます。

さらに、香ばしいネギオイルは、ほんのり食感を残して、ソースと真鯛をつなぐ役割に。味わいに奥行きと一体感が生まれます。

菜の花を散らして

野菜のトッピングには、春の訪れを感じる菜の花を選びました。

ほどよい苦味とやさしい甘みが、トマトオイルソースに爽やかなアクセントを加えてくれます。茎はあえて小さめにカットし、苦味が出過ぎないよう、全体のバランスを考えて仕上げました。

今回は、野菜の仕込みにもひと工夫。これまでは茹でたてをそのまま急速冷凍していましたが、今回は塩を加えた氷水で一度しっかりと冷やしてから冷凍へ。
たったそれだけの違いですが、食感はほどよくシャキッと、色味もぐっと鮮やかに。

こうした細かな積み重ねが、全体の味わいを底上げしてくれる。そう信じて、今年の菜の花を仕込みました。

どうぞ、春のひと口をお楽しみください。

新ジャンルのトマトオイル

　トマトソース×アーリオオーリオ。シンプルなのにクセになる、新感覚「トマトオイル」ソース。

　ほどよい酸味とニンニクの香りが、具材の旨みをぐっと引き出します。オレガノとイタリアンパセリの香りが食欲をそそる、あとを引く美味しさです。

「今月の一皿では鯛、塩麹、カラスミといった熟成や発酵を使ったストレートなうま味をお楽しみください。小さな手仕事が大きな美味しさを生み出す、そんなパスタが完成しました。詳しくはいつものパスタの解説書でどうぞ！」